*** テキトー絵日記 ***

2008/12/28

迎春準備

数十年間変らぬ景色 with FA35mm

とは書いたものの、実際にはタクシーの車種が違う。遠い記憶にある駅前のタクシーは、まずタクシーとは呼ばずハイヤーと言っていたし、全体に丸みを帯びたフェンダーのステップが外に張り出している昔のアメ車みたいなクルマばっかりだった。アル・カポネがマシンガン持って箱乗り?してるようなあれね。でもその当時もタクシーは黒ばっかりだったのだけど、今もご覧のように圧倒的に黒塗りが多いのは伊勢だけ?少なくともイエローキャブなんてのは市内では一台も走っていません。

当時もここでタクシーが客待ちをしていて、運転手さんが羽根のほこり払いでいつも車体を撫でるように扱っていたものでした。だから車体がいつもピカピカで鏡みたいで、そこに映った自分の顔を覗き込んでいたという幼稚園の頃の思い出があります。あそうそう、当時はこの駅前の向かいにボクの通っていた幼稚園がありました。

その隣には伊勢会館というホールがあって、そこの前には二段になった噴水がありました。自分で作ったプラモデルの船はいつもそこが進水式を行う場所でした。噴水の横には街頭テレビがあって、夕方になると市役所の人が観音開きの蓋を開けてテレビを点けていきました。今でも良く覚えていますが、あの頃、五味川純平が原作の「人間の条件」という大人気になったテレビドラマがありました。加藤剛が主演なのですが、このシリーズのある回で、妻の美智子が裸になるというので街頭テレビが超満員だったことがあります。裸といっても結局は後姿だけで、しかもそれは代役だったということですが、あの美智子役の女優さんは誰だったんだろう?

っていうか、そんなことを事細かく覚えている小学生ってのもどーなんでしょうね?>自分。ははははは、確か小5だったかな?

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