*** テキトー絵日記 ***

2009/01/09

宇治橋

帰りは鉄骨の仮設橋を通る with EX10-20mmDC

伊勢神宮は今年20年に一度の遷宮で、建物はもちろんのこと、収められている宝飾品なども含め全てが新たに作りかえられるのだけど、それはこの巨大丸太橋でもある宇治橋も同様で、平成元年から20年間使われた今の宇治橋は今年新たに架け替えられることになる。

その間は左手に見える仮設橋を使うことになっていて、新しく出来る宇治橋を渡るのは今年の11月3日だそうだ。なにしろ完全木製というか丸太製なのに長さが100mを超えるほどもあるのだから完成までには結構な時間が掛かる。ちなみに歩く面は船大工の技術を応用しているのだとか。それからこの材木橋はすべてヒノキで出来ています。ただし橋脚杭だけがケヤキとのことです。強度はケヤキのほうが高いからなのか、あるいは水に強いのがケヤキだからなのか、ってとこでしょう。

本来は川底の土に穴を掘って、橋脚となる太い丸太材を直に差し入れて作るはずなのだけど、実際には1969年の時から川底の下にはコンクリートの基礎が作ってあるのだそうだ。もちろん上から見ても見えないように川底は石畳で覆われている。だから橋そのものは古来からの工法で出来てはいるけど、その橋を支える川底のほうは、コンクリートという現代の土木技術で補強されているというわけだ。これ知ってましたか?

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