これだけ陽気のいい日が続くと、さすがに最長開花記録だという今年の桜もあちこちで散り始めた。ここは旧豊宮崎文庫の跡地で、わが国における図書館史上に異彩を放つ施設なのだそうだ。創設は慶安元年（1648）というから、なんと360年前の門と塀ということになる。ここの桜の樹も大きいが、それでも300年というほどでは無さそうだ。広角レンズの画面には上手く捉えられなかったけれど、風が吹いた時の桜吹雪は逆光に反射してとても綺麗だった。土の地面にはもう絨毯と言えるほどびっしりと桜の花びらが敷き詰められている。
今日も朝のバイトが終わってから病院へ。血圧はまだ１００あるが足はすっかり冷たくなってきていて、脚をさすっていた母がベッドの手すりのパイプと父の脚を握り比べてから「同じくらい冷たい」と言った。
午後はプールと雑用で過ごし、夕方になってから夕食の交代で再び病院へ行ったら、父の各種数値（血圧、酸素濃度、尿量）が急に落ちてきていた。息も荒くなっていて、見ているといつ止まるかと思えるほどだ。主治医が来て「週末は越えられないでしょう」と言った。
