*** テキトー絵日記 ***

2009/05/03

カステジャーノとカタラン

2006年の写真ですが with DA18-55mm

スペインはスペイン語、そう思っている人は多いと思う。ところがボクたちがスペイン語だと思っている言葉はスペインでは首都マドリッドを中心にした国土の中央部で話されている言葉で、それはcastellano(カステジャーノ)という言葉なのです。中南米の国々はスペインのスペイン語をカステジャーノと言って区別しているそうですが、同じスペインでも第二の工業都市バルセロナや、オレンジで有名なバレンシアなどで話されている言葉はカタランとかカタルーニャ語と呼ばれるもので、その地区の学校では建前はカステジャーノと両方教えることになっているものの、実際にはカタルーニャ語しか教えていなかったりするのだそうです。他にもスペイン北西部ではガリシア語だし、石上げマッチョ競技でお馴染みのバスク州はバスク語だそうです。確かにバスク語は聞いた感じもスペイン語とはかなり違うし、ボクの記憶では人種も違うはずです。

ガリシアやバスクはともかくとしてバルセロナで話されている言葉がカステジャーノとどのくらい違うのかは以前から興味がありました。でもそんなスペイン語の中の違う言葉のハナシなんてなかなか聞くチャンスがありません。

さて先日ご紹介しました外国語添削サイトのlang-8、どうやらtakiさんもイタリア語で書き始めたらしいのですが、ここでボクの幼稚なスペイン語日記をこまめに添削してくれるスペインの女性がいます。彼女のプロフィールを見てみればバルセロナ在住だというので、ボクのつたないスペイン語でカステジャーノとカタランはどう違うのか聞いてみました。

そしたら早速いくつかの文章を例にカステジャーノとカタランの二つの言葉を並べて書いてくれました。なるほどその違いははっきり分かるものの、ボクには強い方言みたいな差しか感じられなかったです。ところがものの本によれば両者は方言の違いではなくて、そもそもの言語の成り立ちが違うので別の言語と考えたほうが良いと書いてあったりするのです。むむむむむ、そうなのかなあ?

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