コンガという楽器は歴史をたどると、本来演奏者一人一人がそれぞれ一本のコンガを担当して、それらのパーカッション群がリズムを生み出すというものだった。それがだんだんとセットとして使われるようになって、一般的なのが11インチ口径の高音担当の太鼓と、11・3/4インチの口径の低音を担当する太鼓の2本セットのもので、通常コンガと言えばこの組み合わせのセットもののことを言う。この場合、高音担当の太鼓はキントと言い、低音担当をコンガ、あるいはトゥンバオと言う。
3本セットで使う場合はこれにさらに低音のトゥンバドーラという12インチ口径のものを加えたりする。また一番高音のキントをもっと口径の小さいものにして4本セットにする場合もある。
で今日の話題だけど、今までボクが使っていたコンガのセットはキントだけが自分のもので、コンガ/トゥンバオは借り物だった。先日その借り物を10年ぶりくらいで持ち主に返した。するとコンガセットではなくキント1本だけが手元に残ったので、う〜ん、これはちょっと淋しいなあと思っていたら、困った時のヤフオクで、都合よく、おニュウの国産コンガが割安で出品されていた。(コンガのセットではなくてコンガ単品のことね。)ちょっと迷ったのだけど結局はこれをクリックして、それが今日到着した。向かって右側のピンクの胴のほう。
実はこれはあまり鳴らないというマイナス評価の多い楽器だったのだけど、なんのなんの、今まで借りていたコンガはれっきとした北米産のLP製(Latin
Percussion社)だったのだけど、まあ、信じられないくらい鳴らない楽器だったのだ。なので世間では鳴らないとマイナス評価の多い右側の国産コンガだけど、ちょっと叩いてみただけで、うわあ〜鳴る鳴る鳴る。きっと個体差のほうが大きいのじゃないかえ〜?・・・ちなみに左のキントもLP社製ですが、これは良く鳴るよぉ〜。