今日は亡くなった父の50日祭、仏教で言うところの49日の法要の日だ。とはいってもやはり神道のそれは仏教よりも何事もシンプルなようだ。質素と言ってもよい。今日は朝イチで自宅にて50日祭の祭祀があり、ここで位牌は仮の祭壇から御霊社(神道の仏壇)に移される。
続いて本葬を行った祖霊社に場所を移動して、ここで本格的な50日祭のお祭りごとをする。ここからは親戚なども参加してもらい、お祓いを受け玉串を奉納する。
これが終わったらそのまま墓地に移動して、新しく作った墓石を開けて納骨し神官のお祓いと祝詞を受ける。順次お参りをしてもらい、その後、モニュメントとして作った写真の将棋盤も皆さんに見てもらう。自宅にある亡き父が愛用していたものとソックリに作ってあるので、若いときから一生涯を通じて将棋を愛した父も喜んでくれると思う。
ここで用事のある方や都合の悪い方などはお帰りになって、残った人たちでお昼の会食に向かう。生前の父が母とよく行った日本料理屋さんで、帰り際に先方の女主人から「今日はご主人は?」と尋ねられた。それを説明する母の声を聞いて、一段落を乗り越えたと思った。