どうもこういう遠近法を強調したような景色を見るとつい撮りたくなってしまう。普段から「あ!これ撮りたい!」という場合に備えていつもカメラを持ち歩いているのだけど、コレ!と思うような景色にはなかなか出会えない。しかしだからといってカメラを持ち歩かないと、そういう時に限って撮りたい場面に出くわす。まるでマーフィーの法則だ。
その結果、いつでもカメラを持ち歩いているわけだけど、今度はカメラはあるとしてもやはり一眼レフで思ったようなレンズで撮りたいという希望が出てくる。撮れればなんでもいいというのだったらコンパクトデジカメとかケータイ電話のカメラとかもあるのだろうけど、前者はまだしも後者は全く使う気になれない。今使っているケータイはそろそろ2年近くになるが、カメラ機能を使ったのは待ち受け画面用にロートレックのポスターを撮影した1回だけだ。
「カメラ好きの写真嫌い」という言葉があるが、自分では全然そんなことはなくてむしろ反対なくらいだと思っているが、写真を撮るときはやはりファインダーで被写体を確認して、画角を決め、ピントを合わせて撮りたい。つまり写真の中に自分の意思を反映したいということだと思う。しかしそう言っている割には今日の写真はノーファインダーなのだけど、これがどうして自分的にOKなのか、うまく説明できない。