いいカップだなと思って裏を見たらWedgwoodとあった。確かウェッジウッドは倒産したんじゃなかったかなと思ってWikipediaで見たら、2009年3月に経営破綻して現在は再建中とあった。そういえば今朝読んだ新聞にもノリタケカンパニーが大幅な赤字計上とあったし、どこでも高級食器メーカーというのは経営が大変なご時世のようだ。
高級食器メーカーというといろいろ思い出があって、その中でも特にボクがまだ会社員で働いていた70年代の頃、渋谷の東急プラザで、ある年の景品が1等から5等まで全て高級食器のセットだったことがある。それまであまり高級食器なんて縁が無かったせいで、ボクが知っているのはこのWedgwoodくらいだったのだけど、それでも当時このWedgwoodのセットが3等で5万円くらいのものだったと思う。1等はなんと10万円のセットだったと思うが、それがなんというメーカーのものだったのかもう覚えていない。
その頃の大卒男子の初任給が10万円も無かったはずなので、食器セットといってもずいぶん高級なものだなあという印象が強く残った。
高級といわれる食器は確かに手が込んでいて、素人のボクが見てもその高級感は伝わってくる。でもあまり工芸品的なものだと単なる飾り絵皿みたいになり兼ねないのだけど、このくらいの凝り方だと実用と鑑賞のバランスが取れていて実際に使ってみても感じが良い。それと見た目以外の重量感も関係ありそうだ。
タンブラーグラスの場合も同様で、やはりバカラの重厚なグラスで飲むジンベースのカクテルは一段と旨い。ハワイでショーを観に行ったシェラトンホテルのブールサイドバーは、カウンターで飲むとグラスに入れてくれるが(ブルーハワイとかマイタイね(^^♪)、ショーを観たいのでカウンターから離れようとするとプラスチックのカップに入れなおして渡してくれる。でもこれがマズいんだよねえ、紙コップでビールを飲むようなもんじゃないかと、これは普段ビールを飲まないボクなので、この説明で合ってますかどうか、、、なのですが。やはりカップやグラスは大事な要素ですね。