今日は山歩きをしたいという奥さんの希望で代表的な奈良の山寺である室生寺に行ってきた。山歩きのリクェストなので近鉄の駅を降りてから歩いて室生寺に向かうが、そのまま国道沿いではない。途中から東海自然歩道の看板に沿って山の中に入る。
距離は6キロというので大したことは無いと思っていたのだけど、山の6キロは結構歩きます。おまけにこのルートはやたらと石が埋め込まれていて、それでもまだ土と混在しているうちはいいのだけど、登りが急になるに連れて石畳となっている部分があって、これが大変歩きにくい。石畳といってもゴツゴツの石がいっぱい飛び出ていて、しかも今日に限って山歩き用のブーツを履いてこなかったので柔な靴底では足裏へのショックがきつい。
この山を登りきったら室生寺に着くのかと思っていたら、山道は全く眺望の無い峠に出てそこから下りとなって、しかもそこも石畳。上りも歩きにくかったのに、これが下りとなるともっと大変。下りの石畳は膝にくる。どうにか降りてきて分かったことは、結局バスやタクシーなら山すそを回ってくるというルートを、ボクたちは直線的に一山越えて歩いて行ったということだった。
目的地の室生寺は連休の最中なので結構な人出で賑わっていたが、ここの奥の院はなんと再び数百段の急な登りの石の階段を登った山の先にあるのだった。皆さんはぁはぁ言いながら登っていたが、すでに一山越えてきたボクたちにはも一つ辛いところ。だいたい、これだけの人が来ているのに山中で出会ったのはたったの2組、6人だけだったものなあ。山中ではこの時期なので蜂がブンブンいいながら警戒していて、ちょっと付きまとわれたりしたのだけど、降りてきたらスズメバチのイラストと共に「この辺りに蜂が巣を作っていますので、すみやかにお通り下さい」という垂れ幕がアチコチに貼ってあった。ヲイヲイ