今JPGmagで募集しているテーマの一つにDecayという、いわば滅び行くもの、壊れかかって消え行くものに作品を限定したジャンルがあるが、こういう例は日本の写真サイトではなかなかお目に掛からない。たいていは「旅の思い出」とか「紅葉」とか「桜」とか、あるいはもう少し大まかに「風景」とか「花」とかの場合がほとんどで、かつては完成し美しくあったものが崩れて色あせて行く途中をカメラに収めようという発想は日本ではなかなか出てこない。強いて言うと廃墟マニアとか廃線マニアとかが撮る写真はあるけど、JPGがDecayで設定しているターゲットはもっと幅広いようだ。一応、JPGmagの内容説明文を転載すると、
Decay is the process of decline or destruction.
Physical decay of people, places and things can be observed every day.
Moral, spiritual, and other, less tangible, forms of decay may be more
difficult to observe, but are equally present in our lives.
ということになっている。そこで今日ボクが出会ったこの景色を投稿してみたらさっそくコメントも付いた。やはり外国のほうがこういう壊れ行くものへの興味が大きいように感じる。確かにこれを見た時は写真に残したい願望を強く感じたものなあ。ちなみに今日のこの写真のタイトルは「Abandoned
farmhouse」です。