今日もルール破りの昨日のハナシ。これは明治の初期に出来た大明寺聖パウロ教会堂といって、内部が極めて凝った造りをしている建物だ。なにしろフランス人牧師の指導の下、木造と漆喰でゴシック様式を再現したというから驚く。しかもその出来が大変素晴らしく、一目見ただけで深く印象に残る美しさだ。しかもこれが明治12年(1879)の建築だというからまたまた驚いてしまうのだけど、外観を見ればなるほど当時の建築物だと納得できるかもしれない(下の写真)。
火の見櫓の半鐘かと思ったが、よく見ればこれは教会の鐘なのですね。
これほど完全な木造ではないが、下の聖ヨハネ教会堂も日本の建造物には見えないが、これも一階部分はレンガ作り、二階から上は木造で尖塔部分は金属板で出来ている。明治40年(1907)に京都に建てられた教会だそうだ。
外見は日本の建物に見えないが、中へ入ると木造の教会だということがよく分かる。
これがその内部。確かに木造でしょ。ちょっと山小屋風でもあるな。
こちらは聖ザビエル天主堂。明治23年(1890)に建てられました。
昨日はちょうど結婚式が3組も行われていて、ボクたちがこの聖ザビエル天主堂に着いたまさにその時に花嫁が教会のバージンロードを入っていくところだった。ここでは一般の観光客も結婚式に参加できます。この写真の後ろのほうに座っているのは全て観光客で、花嫁は大勢の観光客からも祝福の拍手を貰っていました。
この教会も素晴らしい建築物で、内部の柱やアーチは木造です。ステンドグラスに見える明り取りのガラスは全て手書きの模様で、それを透明のガラスで覆って保護してあるそうです。しかしこうなると木造のゴシック建築もあなどれませんね。