** テキトー絵日記 ***

2009/10/15

マクロ初心者

金柑 with Macro100mm

クローズアップの写真を撮るときには鉄則があって、それはピント位置なのだけど、マクロになればなるほど写真のどこにピントが合ってるかが問題になる。動物や昆虫などの生物の場合は必ず目にピントがあってることが肝心だ。一度わざと目以外のところにピントが合ってる写真を何枚か撮ってみたのだけど、なるほど、やっぱり目にピントが来ていないと絵として不完全な気分になる。

花の場合はオシベの先端に合っていることが必須と言われているのだけど、これは撮り方によってはメシベだったり、あるいは花ビラだったりすることもあるかもしれない。基本を知っておくことは大事だけれど、なにを表現したいかという内容によっては例外も大いにありそうだ。

さて今日の写真は庭に生っていた金柑のまだ青い実なのだけど、咄嗟にこれを離れた白壁をバックにしていくぶんグラフィックな感じで撮りたいとは思ったものの、マクロレンズを着けたファインダー越しに覗いていて、ふ〜む、いったいどこにピントを合わせたらいいのか迷ってしまった。

このくらいのサイズでも金柑の実は球体なのでヘタ部分に合わせれば実となる胴体部分はピントが外れるし、といって胴体真ん中に合わせると茎と繋がるヘタ部分がピンボケになる。たかがこれしきではあるのだけど、思いのほか迷ってしまった。

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