ネット上に個人の顔写真を載せるのは段々と難しくなってきているが、これならまあ許してもらえるのではないかと思えるので今日は久しぶりの人物写真だ。
ボクが写真に興味を持ち始めたのは1970年代なのだけど、当時はもっと普通に街頭で人物スナップとかを撮影し、写真雑誌などに発表することができた。堂々と撮るのはもちろんだけど、キャンディド・フォトといって撮られる本人に気付かれないようにして撮った写真も、ちゃんとキャンディドというジャンルで扱われていた。今なら盗撮と言われかねない。
今は例えばビーチなどで、長いレンズ(=望遠レンズ)をつけたカメラをぶら下げて歩いていると注意されたり、場合によっては追い出されたりするらしい。でもボクにはこれが解せない。見られても困るような恰好はしてないだろうし、反対にカメラが寄ってくるぐらいならそれだけ被写体として魅力があるということだろう。ハワイのビーチなんかではいくら望遠で水着のおねいさんを狙っていても誰も何も言わないし、撮るほうも妙な自主規制などしないから実に大らかなものだ。
元々個人のプライバシー侵害に関してハッキリと主張する外国のほうが大らかで、個人のプライバシー確立に関心の薄かった日本のほうが、こうした撮影規制をうるさく言うのは面白い対比だと思う。インターネットの弊害ということも考えられるが、これだってアメリカのほうがネット先進国なはずだしね。ひょっとすると宗教観の違いとかも関係あるのだろうか、、、、。