早朝の伊勢志摩はずいぶん雨が降ったようで、今朝の午前6時から7時にかけての時間雨量はなんと、61.5mm!これは台風並みの大雨ですぜい。とは言うもののボクは昨夜、久しぶりに夜中までゴニョゴニョして夜更かししていたので、今朝の大雨は全然知らなかった。だって8時以降はもう2mmとか1mmとかそんな降り方になってたしね。
生誕100年の記念フェアに合わせて、初めて読み始めた太宰治だけど、「斜陽」から始まって次は「人間失格」となって、それから短編集の「きりぎりす」、この中の何篇かを読んだところで以前読んだ三島の「愛の渇き」を読みたくなってこれを再読。読み終わってから再び「きりぎりす」の残りの短編を読もうかと思っていたのだけど、今映画で話題になっている「沈まぬ太陽」が気になり、今度はこの本を読み始めた。
映画のほうも長編で上映時間、3時間半。間に休憩が入るという、昔観た「ベンハー」も間に休憩があったなあと懐かしく思いつつも、小説の方だって負けてはいない。1冊400ページほどの文庫本で1〜5までの5冊もある。
長いといえばその昔のコルトレーンのアルバムはLP片面で1曲なんていうのがザラで、スタジオ録音でさえこうだから、ライブ演奏などは1曲1時間なんてこともあったそうだ。コルトレーンのバンドにギターの名手ウェス・モンゴメリーがメンバーとして誘われた時、彼は入団を断っているのだけど、その理由が「1曲が長すぎるから」と言ったとか。
確かに60年代のジャズ喫茶で音楽と向かい合う時は、もう対峙するという言葉がピッタリな雰囲気だった。なのに、嗚呼、あれから40年!(←キミマロ調でね)今やLP片面1曲なんてクラシックみたいな聴き方はとてもできないなあ。もっともLPってなんですか?片面?って言われそうだけど。