今年も庭の木蓮が咲き始めた。この写真は露出補正など一切していない全くの未加工のままなのだけど、花びらの白にカメラの露出が明るさを合わせるので、その結果自然に回りの明るさが落ちて花びらが浮き上がってくれた。この時期の木蓮の花びらはバラなんかよりもエレガントな感じがする。とはいっても更に開ききってしまうと花びらが大きい分、だらしなかったりもするんだけど。
そういえば先日の某流派の生花大会では蕾の木蓮の枝を使ったものが沢山あった。あれなども、蕾だからこその風情で生花として演出されているから、実際に咲き始めたら全然違った印象の作品になっちゃうのだろうなあ。
蕾はいいけど咲き始めたら値打ちが無い、っていうのもなんか理不尽な気がするが、それって日本的な美的感覚なのだろうか。外国でのマグノリアの感想を聞いてみたいものだ。