フェズのスークにあるタンネリ（皮なめし場） by XR 18-200mm
旅行三日目でやっと観光が始まった。今日はまずフェズの世界遺産であるメディナ（旧市街）のスークを探訪する。迷宮都市といわれるだけあって約１０００本もあるという狭い路地には小さな店がぎっしりと林立していて、そこを大勢の地元客、荷をかついだ人、ロバ、馬、（車が通れるほどの道幅が無い）さらに世界中からの観光客、その観光客目当ての土産物売りなどが押しあいへしあいでさあタイヘン。まあそのエネルギーたるやものすごく、今の日本にもっとも不足しているものがこれだと言えそう。言い換えれば国の構成年齢が若いことの証かもしれない。老人国家に昔日の賑わいは見る影もないということだ。
午後はこれも世界遺産であるメクネスの市街観光で、マンスール門やイスマエル霊廟を見学。遅いお昼はこの旅行で初めてのレストランにての食事となった。都市部なのでアルコールも普通に提供されるが、地方部ではアルコールの提供は無いそうだ。
そこからさらにバスで走り本日３つ目の世界遺産であるヴォルビリス遺跡へ向かう。これはもう完全にローマ時代の遺跡で、イタリアに限らずトルコやチュニジア、エジプトなど地中海沿岸のあちこちにあるものと同じ意味のものだ。
北アフリカにおける古代ローマ都市の、
最良の保存状態を誇る遺跡のひとつと言われている。
