*** テキトー絵日記 ***

2010/07/31

薪能

with XR 18-200mm

一昨年にこの舞台を初めて観て、特に鼓のパーカッション隊が素晴らしくていっぺんで気に入ってしまった薪能の舞台、去年は見逃してしまったのだけど、今年はなんとか間に合って観に行ってきた。といっても舞台は外宮の特設会場なので自宅から自転車で5分も掛かるかどうかだ。

演目は18時半から始まっているが、暗くならないと薪能の雰囲気が出ない。それでも少し早めにと思い19時頃に着いた。ちょうど前半というか前座というかが終わって、関係者や市長のご挨拶をやっていた。

さてそれからまずは狂言。お馴染みの太郎冠者が出てくるアレね。まあハナシは分かりやすいのだけどあまり狂言には興味がない。それから舞囃子が2題あって、本日のメインイベントは喜多流による能・花月。

ところがこれが普通なのかもしれないのだけど、あの一昨年に見た鼓隊のスリリングなパーカッションセッションが無い。だいたい鼓が一人で、もうちょっと大きいのかな?バイオリンとビオラみたいな関係なのか、え〜と、どうもうまく言えませんがそういう鼓がもう一人。しかしこれでは一昨年に見たあの鼓隊の気迫に満ちた合同演奏が見られないではないか。

これはなにかね?演目によって伴奏隊の編成も変わってくるわけ?ん〜どうもそうじゃなさそうだ。すると流派の違いかなあ?ちなみに今日のは喜多流となってます。一昨年の舞台は確か和屋とか和谷とかだったと思うのだけど、これが流派の違いを意味していて、しかもそのせいで後ろの鼓隊の編成が違ってくるのかどうかは能楽素人のワタクシには全くワカリマセン。

しかしあの時に見た迫力ある鼓の演奏はもう一度観たいものだ。なにしろ鼓4人が息を合わせてスコーーン!とやるのですよ。テンポだってどんどん変わって緩急自在、めちゃくちゃスリリングだったのだけはよぉく覚えています。あれをもう一度味わいたい。

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