*** テキトー絵日記 ***

2010/09/13

室内楽の夕べ

開演前の舞台 with EX18-200mm

今夕は母と近所にあるホールで行われた室内楽のコンサートに行ってきた。出演はベートーヴェン・クァルテット。ヨーロッパで活躍している彼らのオフィシャルサイトはこちら→BeethovenQuartetts (語尾のsはドイツ語ゆえと思われます)
編成は弦楽四重奏団なので、バイオリン、バイオリン、ビオラ、チェロの構成。しかしプロフィールに書いてあった彼らの愛用する楽器は全員が1700年代のモノばかり。弦楽器のことはよく知らないのですが、2.300年も前の木工品ということなのだけど、この時代はそんなに作りが良かったのですかねえ、、。あるいはこれだけの長さを経ているということで音に良い影響があったりするのでしょうか。う〜む、18世紀ねえ、、、、。

さてコンサートの中身ですが、前半はモーツァルトの2曲、まずは超有名な「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」と「狩り」です。しかしボクはモーツァルトがとっても苦手で、なんと言ったらいいか、ボクには冗長で退屈なのです。うちにはクラシック名曲100選というCD100枚組のセットがあるのですが、これもモーツァルトは避けて聴いています。あれはジャズの精神からは対極のところにある音楽じゃなかろうかと思うほどです。ま、要するにボクが好きになれないというだけのハナシですけどね。

休憩を挟んだ後半は伊勢出身のピアニストを入れてピアノ五重奏となり、シューマンの作品を演奏してくれました。邦題は無いみたいで作品番号44、Eフラットメジャーだそうです。これは面白かったし、サウンドも素敵でした。さっきまでのモーツァルトが冗長に聴こえる分だけ反比例に面白く聴けます。

アンコールは二度あって、いずれも日本の童謡(ふるさと、赤とんぼ)でしたが、ナンですねえ、こうして改めて弦楽四重奏で演奏したこれらの曲って、ホントに美しい旋律でハンガリアン舞曲みたいなスラブの名曲名旋律にも負けないなと思いました。どうしてスラブが出てくるのかはボクの中では短いアンコール曲という意味で同じ土俵だったりするのです。

てな訳で今宵は久しぶりのクラシック鑑賞の夕べでした。やっぱり楽器は生音に限るね。PAを通した楽音っていうのは味がないよ。

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