*** テキトー絵日記 ***

2010/09/28

日曜日のこと

これ全部が完全手作りだなんて with FA Macro100mm

去年初めて観て、その精巧さに驚いた模型展が今年も伊勢まつりに合わせて開催された。去年行った時に記帳してきたので今年は案内のハガキを貰った。

去年はフィギュアの精巧さに驚いたのだけど、今年は例えばこの写真。これは海上自衛隊の「とわだ型」補給艦で423という艦体番号から二番艦の「ときわ」だということが分かるのですが、自民党政権下の時にインド洋でパキスタンなどの艦船に洋上補給をしているニュースシーンでお馴染みの船です。

そもそもこれはプラモデルとか艦船キットなどではないのですね。設計図を基に木を削って基本の艦体を造り、ご覧のような細かい細工を整えたものなのですが、、どうですこの給油ホースの垂れ下がった感じなど、とても模型とは思えないほどです。スゴイなあ。

スゴイといえば,この日の夜、NHK教育でやっていた話題の「ハーバード白熱教室@東京大学」。こっちもスゴかったですねえ。正義を巡る議論なのですが、前半の「イチローの年俸とオバマ大統領の年俸と一般教師の年俸を比較し、この格差は正しいのかどうか?」と問いかけるマイケル・サンデル教授は迫力がありました。

後半はもっとデリケートな戦争責任というハナシでディベートを仕掛けてましたが、ちょっと見るだけのつもりだったのに結局最後まで1時間半をたっぷりと観てしまいました、誰かが言ってたのですが、確かに今の世の中は哲学が欠落していて、対処療法のようなことの積み重ねでしかないような気がします。これは政治も経済も含めた社会全般のシステムがそうなってきているのじゃないかという危惧です。だからこそ例えば「正義とは何か?」といった極めてベーシックな哲学的問題を考えてみるのはとても有意義なんじゃないかな。

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