帰り道 with FA 35mm
今日は10/10/10のゾロ目の日。そういえば帰りにクルマの積算距離計が99888kmになっていたが、ニアピンな感じもするもののゾロ目ではなかったのでメーターは撮影していない。
10月10日といえば東京オリンピックの開会日。それ以後は体育の日でもあった。晴れの特異日でもある。当時の家のテレビはまだ白黒だったが、グラフ雑誌のカラー写真によるスポーツのシーンは感動的だった。写真の威力を知ったのはあれが初めてだったような気がする。
感動といえば市川崑が撮った映画・東京オリンピックも単なる記録映画とかスポーツのニュース映画とは一線を画した素晴らしい映像のオンパレードだった。
スポーツシーンとしての東京オリンピックにはたくさん感動したが、スポーツそのものには結局ハマることはなかった。一方であの頃のボクはジャズにハマりだす前夜のような状態で、いろいろなジャンルの音楽を片っ端から聴いていた。歌謡曲や日本語による洋楽はもちろん、続々と来日する海外アーティストの歌や演奏を楽しく聴いていたことを思い出す。タンゴ、ハワイアン、カントリー、フォーク、カンツォーネ、シャンソン、映画音楽にムードミュージック、、、ビートルズはもうちょっと後だったと思う。そんな雑食音楽生活だったのに、テレビ出演したエラ・フィッツジェラルドやソニー・ロリンズのことは鮮明に覚えているから、彼らの音楽から受けたショックは大きかったのだと思う。
1965年には自分でバド・シャンクのレコードを買っているし、66年の高校入学と共にアルトサックスを独学で始めたのも、あの頃ジャズにハマったからだ。うーーん、ずいぶんと昔のハナシになっちゃったんだなあ、、、。