ちょっとだけ加工 with FA35mm
夕べの夜中に、伊勢志摩地方に暴風警報が出た。どうやら今日は昼台風になりそうだ。でもどうせ屋内にいるのなら家でじっとしているより映画館にでもいたほうが退屈しないで済む。ならば台風が最接近する昼前に自宅を出て映画館で午後を過ごし、台風通過後の夜に帰ってこようという作戦を立てた。でも今特に観たい映画がある訳でなし、どうする?と奥さんに相談したら、単純明快な娯楽映画が観たいとのたまう。
そこでシネコンの上映予定を調べたら、まあどれもこれも単純明快な娯楽映画ばかりで、一応三本に絞ってボクはどれでもいいよと決定権を委ねた。一本は今日から上映の邦画で「SP 野望篇」…でもこれすぐにでもテレビでやりそうだなあ。二本目は「13人の刺客」…チャンバラ(←古っ!)でもいいけど、13人で300人を斬るっていう設定はいくらなんでも無理があるんじゃありません?三本目は洋画で「ナイト&デイ」…トム・クルーズとキャメロン・ディアスのアクション活劇で、有り得ないといえばこれも同様なのだけど、どうせマンガみたいな有り得ないハナシなら外国モノにしようということでこれに決定。
てな訳で本来は台風を避けるべく、午後をシネコンとショッピングセンターで過ごそうと画策したのだけど、結局のところ台風は大外れで、朝方小雨がパラついたくらい。風なんかは微塵も吹かない。午後には道路も乾いていた。でまあ、主人公は絶対に死なない、それでいて主人公の相手はバッタバッタ死んでいくという今時珍しいくらい脳天気な単純アクション娯楽大作を観てきたのでした。実写の活劇マンガみたいなもんか。