*** テキトー絵日記 ***

2010/11/06

「ゼロ年代の50冊」

ミニチュア風の名古屋風景 by XR18-200mm

ここ数日、快晴は続いているが中でも今日は特に温かい。朝イチで母を乗せて、未だ行ったことのない親戚の家まで出かけたのだけど、Google Mapは便利だねえ。住所番地を入れたらちゃんとその家を指したものなあ。それから昼前にもう一度、午後にも一度クルマで出かける用事があったのだけど、今日の車内は暑いくらいでエアコン入れてしまった。

朝日新聞の書評欄に「ゼロ年代の50冊」という企画があって、そこで一位となった本が紹介されていた。この企画は2000年から2009年に出版されたものの中で識者151人が選んだもっとも優れた本のベスト50冊を選ぶというもの。そこでの一位がジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」という本だ。サブタイトルに「1万3000年にわたる人類史の謎」とある。さらにこの本はピュリッツァー賞とコスモス国際賞の受賞作だそうだ。ここまでなら、ふ〜ん、なんか面白そう、で済んだ。

ところが興味が出てきたのでちょっと調べてみたところ、わーー!この作者が以前出した「人間はどこまでチンパンジーか?」という本こそボクが長年探していたものだということが分かった。この本は以前ボクが放送大学の西洋音楽史と民族音楽学を履修していた時に、放送大学の津の分室の図書館で借りて読んだものだった。分厚い本でねえ、でも書いてあることは目ウロコなことばかり。しかもそれが科学者らしい検証を重ねた内容で、あの時たった一度読んだだけなのに深く感銘を受けて、何年も経ってからもう一度あの本を読みたい。でもいったいあの本はなんという題名だったのだろう?作者はなんという人だったのか?全て判らずで調べようが無かったのだ。それがこんなヒョンなことで分かるなんて。これはやっぱり手元に置いておきなさいねという神の啓示だと心得た。(注:正確には無信心ですけどね)

しかしこのことは「「銃・病原菌・鉄」上下巻を注文した後に分かったことなので、「人間はどこまでチンパンジーか?」を注文するのは来月あたりにしようかと思っているのだけど(なにしろ結構お高いのです)、まずはこっちの文明論から読み始めることにしよう。ちょうど「孤高のメス」の続編”神の手にはあらず”の4巻を読み終わったところだし。


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