by フォトコラージュ
今年観た映画、といってもそんなに多く無いので映画以外の音楽ステージなども含めて振り返ってみると。まずは1月。映画は「正義のゆくえ」と「クヒオ大佐」。前者はシリアスなマイナー映画ながら、その脚本に惹かれてハリソン・フォードが自ら出演を希望したという裏話もうなずける内容だ。「クヒオ大佐」は、まあ冗談みたいな内容だけど、実際にはこれが実話だというから面白いものだ。他には正月恒例のウィンナーワルツを「ニューイヤーコンサート」と題して大ホールで聴いてきた。ウィーンフィルではないが彼の地のメンバーで、今年、いや年明けの来年もやってくる。ボクもまた聴きに行く予定。
2月はなんといってもカウント・ベイシー・オーケストラの体育館公演。衝撃のプライスはなんとたったの3000円!内容もさることながら、この値段の印象が強い。
3月に観たのは映画が「ハートロッカー」で、舞台が「ヤン・リーピンのシャングリラ」。映画の方はドキュメントタッチで生々しいものだった。舞台のほうは、これは現代バレエの延長か。いや違うな、モダンバレエがプリミティブな宗教的ダンスに原点回帰したものといえるかも。
4月は「NINE」「パリオペラ座のすべて」「ジュリー&ジュリア」と3本映画を観たのだけど、8・1/2を超えたという意味の「NINE」が印象に深い。ファーギーのド迫力ダンスもね。最後の「ジュリー&ジュリア」はお決まりのセリフ<ボナペティ!>が耳に残って覚えてしまった。ぼなぺてぃ〜!(召し上がれ!)
5月はエッシャー展に行ったくらいで、6月はモロッコだし、7月になってから「アデル」を観た。大人の御伽噺といったところだけど、こういう路線は好きなのでマルですよ○。
8月は名古屋でジャズ三昧をして、その影響(テーマソングのこと)で古い映画「Two
for the road」をDVDで観た。そういえばこれもう一度観たいな。正月にでも観ようかな。をっと忘れちゃいけない、8月は映画「オーケストラ!」を観ている。うん、これもボクの好きな映画だなあ。大団円となるラストのチャイコフスキーに感動しちゃいます。
10月に観た映画は「タンゴ・伝説のマエストロたち」と「ナイト&デイ」。タンゴのほうはブエナビスタと同じ路線のドキュメントで、オールドミュージシャンたちがカッコいい。後者は主演がトム・クルーズとセリーヌ・デュオン。なのでカッコいいのはこっちの映画のはずなのだけど全然記憶に残ってない。
11月以降はコンコードジャズフェスを名古屋で鑑賞して以来、映画、舞台ともになにも観ていない。この時の印象は、現代版のフォーフレッシュメンが予想外にゴキゲンだったことを前にも書いている。
さてこうなると何が今年一番の印象に残った映画・舞台だろうか?う〜〜ん、やっぱり「NINE」かなあ。ワーストは間違いなく「ナイト&デイ」ですけどね。