*** テキトー絵日記 ***

2011/01/10

ウィンナーワルツオーケストラ

by XR 18-200mm

去年にひき続いて今年も行ってきました「2011ニューイヤーコンサート」。演じまするはウィンナー・ワルツ・オーケストラという名前の楽団。彼らは現地ウィーンでウィンナーワルツを得意とするアンサンブルの一つだそうで、過去11回も来日しているのだそうです。ただし去年観たオーケストラとは内容が違います。

どう違うかを端的に言えば、音楽的な内容は去年のほうがレベルが高かったように思うのですが、反面、今年のは歌ありバレエありで、観客を飽きさせない仕掛けになっています。しかし2億円と紹介していたコンサートマスターのバイオリンはその値段ほどの魅力を感じなかったし、彼の超絶技巧の数々もスゴイのだけど、どこかキワモノ的というか芸術性に乏しい感じがする。

それでもソプラノのアリアは感動的だし、2組の男女が踊るバレエもそれなりに素敵です。特に一組の男女が二人ともおそろいのモノクロの衣装で演じたモダンダンス風のコレオはカッコ良かった。

やっぱり正月は「美しき青きドナウ」を聴かないとね。でもそれは目出度くていいんだけど、他の曲で弦楽器のアンサンブルの音色を聴いていたらヴィヴァルディの四季の冬のパートが聴きたくなってきた。つまり急速テンポの弦楽器による合奏が演じる寒さと悲壮感、そういうものに浸りたいという願望ですね。

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