*** テキトー絵日記 ***

2011/03/01

Eric Reed Trio

with XR18-200mm

今日から3月なのだけど今週は寒気が戻って冷え込むらしい。週間予報によると伊勢志摩地方はともかくとして、全国各地で降雪の予報となっている。おお嫌だ。その徴候なのか、今日の雨は暗く冷たい冬の雨で、先日の春先を思わせる生ぬるい雨とは大違いだ。

先日Accujazzで聴いて気に入ったEric Reedというピアノさんのトリオ演奏のCDが届いたのでさっそく聴いている。このアルバムに収録されているのは知ってる曲も多く、演奏もいいのだけど、前から気になっていたことがさらに気になる結果になった。

これはうんと前のNiftyのジャズフォーラムでも出ていたハナシでもあるのだけど、このアルバムでベースを弾いているロン・カーターの音程の取り方が微妙にずれているように聴こえてしまうのだ。確かめた訳ではないけれど、多分彼の音程は微妙に高いのじゃなかろうか。

音程なんていうものは絶対ピッチというものが有りそうで実は無い。厳密なことを言うとピアノの音程と、管楽器の音程と、弦楽器の音程は合わない。別の言い方をすると平均律と倍音列と弦長周波数はどこかで合わせれば他が違ってくるから、全部の音がピッタリ一致するはずはない。だからある人が選ぶ音程というものも恣意的であっていいし、それを聴く方も厳密な耳を持っていないから、そのずれた音程の合奏を楽しめるのだけど、時としてこれが気になってしまう場合もあるということだ。ボクの場合、それがある時のロン・カーターの音程だったり、ナベサダの音程だったりする。

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