まるでステゴサウルスの尻尾 with FA Macro100mm
いつものようにパソコンで何かゴソゴソやりながらAccujazzを聴いていたら、ゴキゲンなアルトセッションが始まった。ん?フィル・ウッズかな?でも相手は誰だ?まさかジーン・クィルでもないだろうし。(←分かる人には分かる名盤
Phill talks with Quillのことですけどね)
さっそくNow Playingをクリックして調べたら奏者はグレース・ケリーとある。グレース・ケリーだって?誰だそれ?間違ってもモナコ王妃となったあのグレース・ケリーのことではない。第一彼女はアルトサックスを吹いたりはしない。もちろん既に故人だしね。
そこでこの美しい女優と同姓同名のグレース・ケリーを調べようと検索してみたらこんな映像が出てきた。なんとグレース・ケリーとはこの画面でフィルウッズと共演している14歳の少女なのだ。
日本でも外国でも女性のアルトプレイヤーが増えていることは知っている。それもキャンディ・ダルファーのようなフュージョン系から日本の女性プレイヤーのようなビバッパーまで、いろいろなタイプのアルトプレイヤーが居るのだけど、彼女たちの演奏を聴いても実はあまり驚かない。もちろん皆さんとても上手い。でも女性の演奏だなあと納得できるのだ。
といっても決してけなしているのではない。彼女たちの演奏はきらびやかで華やかで良く歌う。つまりそれを言い換えれば、女性の声で女性の息遣いで歌っているわけだ。それがこのグレース・ケリーの場合は14歳の少女にして既に大人の呼吸というか男性の歌い方で歌っているのだ。そこが非常に驚くのだけど、たぶんフィルウッズもそういう点を買っているのではないだろうか。
シブい演奏をする14歳の少女。う〜〜む。驚くなあ。この演奏の後半はこちら。