*** テキトー絵日記 ***

2011/03/26

特殊講義を受講した

京都駅前 with XR18-200mm

2月にバスで京都に来た時は、冬だと思っていたのに風もなく穏やかで暖かい一日だった。もう3月も終りになるというのに今日は北風強く、時折雪が舞い散るという日だった。もう冬の格好はしたくなかったので一枚薄手のセーターを中に重ねて着たのだけど、京都の人々の格好はまだまだ真冬そのものだった。

今日と明日はこの京都駅前の会館でアドラー心理学の特殊講義を受講する。今日の講義は2時からだったので、まずは京都駅併設の伊勢丹の中にある美術館「えき」でやっていたラファエル前派の展示を鑑賞した。

解説によればこのラファエル前派とは、「産業革命によって急激な近代化を遂げた19世紀半ばのイギリスでは、物質的な充足の一方で都市や労働の変化が起こり、人々は精神的な豊かさが失われていることへの不安を抱き始めました」その結果「当時、美術アカデミーが理想としていた巨匠ラファエルより以前の、初期イタリア・ルネサンスやフランドル絵画の自由な表現力に新たな未来を切り開こうと探求しました」こういう一派の絵画や工芸品の展示です。

しかし宗教心の薄いボクにはキリスト教の教えを題材とした宗教画は、その有難味がよくワカリマセン。でも精密描写の風景画にはただただ驚くばかりです。特に一番最初のところにあった羊飼いの絵は、微妙に奥行きがあっていない精密な風景画といった趣で、見れば見るほどめまいを感じる作品でした。あれはスゴイなあ。3Dのようでもあるし、写実的なのに抽象性も感じるという不思議な作品でした。

美術館を出てからそのまま7階のレストランで食事をしたら、テーブルの目の前に今日の景色があったので記念にパチリ。この後は途中休憩を挟みながら夜7時半まで講義があって、それから今夜の宿泊地の江坂に向かい、ホテルにチェックインして近所で食事を済ませ部屋に戻ったらもう夜の10時を過ぎていた。今夜はコンビニで仕入れてきたバニラアイスと白ワインでリラックスタイムとした。

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