*** テキトー絵日記 ***

2011/04/30

「英国王のスピーチ」

with XR18-200mm

昨日イギリス英語のことを書いたばかりなのだけど、今日は正しくそのイギリス英語が溢れる映画「英国王のスピーチ」を観てきた。この映画は実話を映画化したもので、詳しくは例によって公式サイトでどうぞ、なのだけど、ハナシを簡単に言うと、吃音(どもり)に悩む英国王のジョージ六世(現エリザベス女王の父)が障害を乗り越え、国民の前で第二次世界大戦の開戦を告げると共に、国民を一致団結させ勇気を鼓舞する演説を行うまでを描いたものだ。

このチラシではアカデミー賞有力候補とあるが、今年のアカデミー賞では実際にこの映画が作品賞、監督賞、主演男優賞、監督賞と、なんと四つものアカデミーを受賞している。

映画のタイトルから想像すると、なんだか堅苦しい味気ない映画のようにも思えるが、実際はむしろその逆で、英国の王といえど一人の気弱な男性でしかないということだ。

最後の演説は字幕を通して理解しているボクにとっても、大変素晴らしく感動的であった。吃音障害と闘いながら話す演説は、国内や植民地の他に世界中に展開している英国軍の部隊に向かってラジオ放送しているために、数語ずつ区切ってゆっくり話すので、ボク程度の英語力でもかなり理解できた。あの演説内容は、調べてないがきっと実際に話された文言をそのまま使っているのだろうと思う。やっぱり危機に瀕した国は、国民を一致団結させる結束力のような存在が絶対に必要なんだよ。

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