画面撮影 with XR18-200mm
キューバはヘミングウェイが住んだことでも有名だけど、今度のキューバ旅行では5日目にヘミングウェイ原作の映画「老人と海」の舞台となったコヒマル村を観光する予定になっている。この映画はボクが小学生の時に、洋画好きだった父に連れられて近くの「白鳥座」という映画館で観た。あれはボクがまだ小学4年生くらいだったと思うのだけど、この映画のことは鮮明に記憶している。
しかしあの映画の撮影地を訪れることになるのなら、もう一度あの映画を観ておきたいと思いネットでDVDを購入することにした。そのDVDが今日着いたので、バイトから帰ってからこれを鑑賞した。その時、このDVDのパッケージに書かれていたことでボクが初めて知ったことは、この原作小説がピューリッツア賞受賞作品であること、そして映画は1958年度のアカデミー劇映画音楽賞、ブルーリボン賞、外国作品賞、などの受賞作品であることなどだった。ついでにこの映画の監督が「OK牧場の決斗」
(1957)や、後の「荒野の七人」 (1960)。「大脱走」(1963)などを撮ったジョン・スタージェスだということも初めて知った。
1958年の映画ということであれば、内容はともかくスクリーン画面は古色蒼然としていてもおかしくはない筈なのだけど、半世紀ぶりに観たこの映画はそんな風には全く感じさせない素晴らしい画面だった。もちろん原作の素晴らしさが一番光っているわけだけど、監督の撮影手腕も侮れない。ジュン・スタージェスの面目躍如といったところだけど、確かにこの頃のハリウッドは世界の頂点だった。だからCGなんぞが無くてもスペクタルシーンは迫力があった。
というわけですっかり遅くなってしまったが、映画を見終わり、満足してこの日記を書いている。12:50AM