世界遺産トリニダーの街並み with XR18-200mm
2011/10/04 22:36
旅行四日目、現地三日目。泊まったホテルの裏がそのままカリブ海のビーチにつながっているので、早起きしてビーチで日の出のシーンを狙ってみた。曇っていたので日の出は撮れなかったが美しい朝焼けだった。ちなみに首都ハバナが面しているのはカリブ海ではなくて大西洋だ。あちらは海岸通りに打ち寄せる大西洋の荒々しい波がハバナ風情でもある。
今日のメインは世界遺産のトリニダー旧市街地観光。ここは川から拾ってきた丸みのある石を敷き詰めた石畳と、この地区だけの瓦屋根の続く町並みが美しい。博物館や今も現役の古い蒸気機関車なども見て回ったが、やはり休憩をしたラ・カンチャンチャラという店で、名物のカンチャンチャラを飲みながらソンバンドの歌と演奏を聴くのが一番楽しい。演奏終了後にコンガを叩いてた黒人のお兄ちゃんに「ちょっとやらせて」と彼のコンガを叩かせてもらった。
キント(口径の小さい高音のほうの太鼓)がめちゃくちゃカンカンに響く。ヘッドは本皮じゃなくてプラスティックヘッドなのが意外だったけど、これだとボクが叩いてもキンキンの良い音がする。なにも本皮にこだわることは無いのだなあと実感。しばらく叩いていたらお兄ちゃんが「どれ、お手本を見せてやろう」という感じで叩き始めたのだけど、さっきのバンドで演ってた時と違っていいとこ見せようの本気モード。そこでボクは隣のボンゴへ移動してリズムをキープしたら、この兄ちゃん、そんなコトしたらリズムがキープできないでしょ、てな感じの派手なソロでボクを振り回そうとする。お返ししたいところだけど、パーカッションソロはまるで出来ないボクはボンゴでリズムキープに徹する。ただし、ボクも負けじとしっかり叩いたから音は大きかったと思う。そのまましばし二人でリズムセッションを楽しんだ。これは同行のツアーメンバーにもウケたみたいだ。やっぱりこういうのが一番楽しいね。
午後はチェ・ゲバラゆかりの土地、サンタ・クララでゲバラ関連の観光をするが、実はこの時ボクのお腹の調子が悪くなりバスでグッタリしていた。まあボクにとっての今回のキューバ旅行はキューバ音楽に接するというのが一番の目的だから、それ以外の観光にはあまり重きを置いていないので、これでもいいのだ。
夜ハバナに戻ってレストランで夕食。ここにも強力なソンのバンドがいて、黒人ならではの声で、ご機嫌な歌と演奏を聴かせてくれた。ここのボンゴは年輩のおじいちゃんてな風采だけど、叩き出すリズムはなかなかどうして生き生きしていた。流石だなあ。今回聴いた中ではこのバンドが一番パワフルだった。
ペアのダンサーも魅せるね。
あそうそう、今日のお昼で入ったレストランではギター2本と歌の三人組がメキシコ風なスタイルでやっていたのだけど、声が甘くハーモニーなんてとても素敵。
彼らのハーモニーはとても綺麗だ。
という風に今日もそれぞれの演奏は(全部じゃないが)しっかりビデオに撮ってきた。ゴリラポッドの三脚が大活躍だ。しかしこれ編集するとなるとタイヘンなことになりそう。でもボクにとってはお宝映像集ばかりだ。しかしその反動で、ぜんぜん写真が撮れてない。