雨上がりのハバナ裏通り with XR18-200mm
今日は主にヘミングウエイ関連の観光だ。朝ホテルを出て、例の「老人と海」の舞台となったコヒマルへ。うーむ、確かにこんな海岸線だったような、、。ここで出会ったのが「老人と海」ならぬ「老人とギター」。一人で歌っているのだけど、いやぁ味があります。喜んでチップ渡したくなります。
昼食はここの海沿いレストランにて。ここでもSONの4人バンド。このスタイルが一番多いのかな。ギター2本とベースとボンゴ。しかしハバナ市内と比べると田舎風というか、洗練度が漁師町風?でもある。録画はしたけどあまり気に入ったわけではないので、ビデオの代わりに店の看板写真。「ラ・テラッサ」
午後はハバナ市街地に戻り、ラム酒の博物館とかヘミングウェイの定宿だった「アンボス・ムンドス」の511号室を見学したり。さあこの後はハバナ名物ココタクシーに乗ってコッペリアへアイスクリームを食べに行きましょう、という時にアクシデント発生。乗っていたバスが観光馬車と接触事故。おかげで警察の事故検分が終わるまでバスが使えない。
そこで急遽、馬車に分譲して移動することになった。旅行社はお詫びというが、ボクたち観光客はこの方が面白い。おまけに馬車のガイド?があれこれ名調子で案内してくれる。観光客慣れしていてスペイン語と英語込みだから分かりやすい。
無事にココタクシーの乗る予定のカピトリオ前まで着た。ここでココタクシーの台数が揃うまで待っていたのだけど、さすがは観光名所の中心地、目の前の道路をハバナ名物のアメ車がバンバン通る。しかし黒煙吐いて走るのでここに立っているとものすごく排気ガス臭い。気持ち悪くなるほど。そういえば馬車のガイドおじさんがリッター2キロだと言っていた。1日走ると修理に10日とも言っていたな。確かに見た目は原色で綺麗だけどよく見るとボロボロ。ちなみに車検は10年に一度あって、内容はブレーキ効くか、ライト点くか、エンジン動くか、でハイOKだそうだ。だいたいポリスカーにすらバックミラーがとれて付いていなかったりする。
ココタクシーに乗ったあたりからハバナ市街はスコールに見舞われ、初めて傘を差してカッパを着た。そんな格好のまま名物コッペリアでアイスクリームを食べた。確かに美味しいアイスだったけど、土砂降りの中でアイス食べるかなあ。まいいけど。
有名なボデギータ・デル・メディオでモヒート飲みながら店内の名物落書きの数々を見る。日本からの有名人は額入り写真となって飾られていたけど、中に川島直美がいたのはご愛嬌。ちなみにキューバワインというのはありません。全部輸入ものです。ここのバンドはモロ営業なので撮影する気にはなれなかった。
店の前で歌っていた盲目のシンガー。いい声だった。
店を出たら、この盲目の青年が歌っていて、店内の100%営業色のバンドよりよっぽど素晴らしい。喜んで喜捨してきた。
さてヘミングウェイの言葉に従うと、モヒートがボデギータ・デル・メディオならダイキリはここでしょうというレストラン・フロリディータが今日の夕食場所。このレストランは今回の中で初めて絨毯のフロアー、つまりインテリアも含めて印象がとてもシック。するとバンドのほうもそれに合わせて喧しく無い押さえた演奏に徹している。
ここでまたしてもRagrimas Negras をリクェストしてみる。するとこれがツアー同行の女性たちにも受けたようで、旅慣れていてCDは滅多に買わないという添乗員嬢までもが買っていた。昼間のコヒマルでのバンドと正反対で、ソフィストケイテッドに熱く、というのが良かったんだと思う。確かに歌の彼女も熱唱していた。やっぱりリクェストされるとそれだけ熱が入るってことかな。