ミニマラカス with XR18-200mm
これは土産物的なミニサイズのマラカスだけど、案外良い音がする。日本の楽器屋で買う同サイズのものと比べると値段は1/4以下だ。しかしいくら音が良くても、これでリズムを刻むとなると練習が必要だ。気楽な楽器なので気楽に振ってしまいがちだけど、これでリズムが狂うと悲惨な結果になる。
ソンやサルサの原産地キューバだけど、ここでも高級感を演出する場合は意外にもボサノバの演奏だったりする。お国は違えどアンニュイな雰囲気を醸し出すにはやはりボサノバなのですね。ちなみに以前にブラジルへ行った音楽友の報告によると、ブラジルでもボサノバは中産階級の音楽で、庶民にはほとんど縁がないそうだ。
キューバでも入場料がバカ高いことで有名な国営キャバレー「コパカバーナ」では、入り口のところで生バンドがジョビンのボサノバをしっとりと流していたりするが、笑ってしまうのは彼らの編成で、ボサノバであるにもかかわらず、ボンゴが鳴っていたりする。さすがはキューバとヘンなところで感心してしまった。でも歌はちゃんとポルトガル語だったけどね。
そのくらいキューバではボンゴがパーカッションの主流だ。サンテリアなどのアフリカ宗教がからんでくるとコンガの出番になるのだろうけど、そういうマニア向けのルーツルンバは見聞する機会が無かったしね。でもどんな編成であれ、必ずいたのがこれ、マラカスなのだった。そのくらい国民的ポピュラーな小物楽器なのだけど、これがなかなか簡単ではないのはどうしてだ?