夜景 by X10
X10で設定をデフォルトの状態から変えたことは、次にカスタム画面から電子水準器の表示を外した。別に風景写真が傾いていてもそれはその時の心情の一部でもあろうから構わないのだ。水平線が傾いていても全然問題ないと思っている。
それからシャッターを押した後の撮影画面表示を1.5秒から3秒に変えた。1.5秒では速すぎて何も確認できない。
レンズが明るいので、つい暗い場所で撮影してみたくなるのだけど、カメラのほうも意識して暗い被写体を明るくしようとするので、結果として全体に明るい絵になりやすい。ひょっとすると常時、露出補正をマイナス側に軽く掛けておいたほうがいいのかもしれない。
昔、フィルムカメラ時代のことだけど、フジは日本人の大好きな青空の青の再現を重視していて、対抗するサクラは日本人の肌色の再現重視で、外国勢力であるコダックはヨーロッパの室内の空気感を重視しているというハナシを聞いたことがある。今のハナシは結局のところ各社のフィルムの外箱の色でもあるわけで、フジは青、サクラはピンク、コダックは黄色というわけだ。
X10がフジの製品なのでついそんなハナシを思い出してしまったが、もし明るく写る傾向というのがハッキリとあるのなら、天井照明で部屋の隅々まで明るく照らすのが好きな日本人向けを意識しているのかもしれないと思った次第。
