*** テキトー絵日記 ***

2011/12/13

夕陽を見て思ったこと

「夕陽」 with X10

ホントに日が短くなった。4時を過ぎるとあれよあれよという間に日が落ちて暗くなる。5時には市役所のスピーカーから「夕焼け小焼け」が流れるが、その時はもう真っ暗といって良いほどだ。冬至にはまだ10日ほどあるから、ますます暗くなるのが早まるということだ。

何日か前の新聞に倉本聰さんのTPPに関する意見が出ていた。簡単に言うと、国家の基本は農業、すなわち食料の自前調達にあるという内容で、商工業に活路を見出し農産物は輸入すれば良いという考え方は間違っているというもので、この意見にボクは賛成だ。

インターナショナルという言葉は、それぞれの所属する国家を強く意識してこそ成り立つのであって、それぞれの所属基盤をないがしろにするものではない。それと同様に、ヨーロッパや環太平洋やアジアにおけるブロック経済圏も、肝心なのは、それぞれの国家が自立できうる内容に近づけるべく努力することではないかと思っている。

エリントンオーケストラの強みはそれぞれのパートが自分を個性豊かに主張しつつ、全体でハーモニーを奏でることにある。したがってパートの奏者が替われば全体のサウンドも変わる。当たり前のようだが、個性を失って全体の調和を優先させるという考え方が反対側にはある。でも滅私奉公では誰も幸せにならないぞ。ちょっとハナシが飛躍してしまったが、国家の自立した個性のためには、なにより食料の調達が今後ますます重要な前提になっていくと思う。

今月のINDEXへ戻る  ホームへ  つづく