*** テキトー絵日記 ***

2012/01/28

ヴェネツィア展

@名古屋市博物館 by X10

今日は名古屋市博物館で開催中のヴェネツィア展を観に行ってきた。多くの絵画や工芸品、豪華なシャンデリアや当時の衣装に至るまで、さすがは博物館での開催だと思える内容だった。

ヴェネツィアといえばその中心はサン・マルコ(寺院・広場)、その聖マルコの象徴が有翼の獅子、そこからこのライオン像がヴェネツィアの守り神的なシンボルとなっているようですが、この獅子が押さえているのはどうやら聖書のようなんですが、あそこに書かれている文字は現代イタリア語なんですかね?なんか違うような、、。あ、そうか、ヴェネツィア共和国でかつて使われていたヴェネツィア語かもしれないな。

この展覧会で驚くのは15〜16世紀の絵画や本の口絵などの色彩が全く色褪せていないこと。まあ絵画は柔らかで自然な色彩がヴェネツィア風ということですからそんなに驚きませんが、本の方は最近彩色されましたと言わんばかりの色彩で、これが日本で言うと戦国時代に描かれた絵だとはとても思えない程の彩度を保っていた。またその色彩感が、まるで一昔前のアメリカ漫画のようなどぎつい原色を多用していたりする。

とまあ、ヴェネツィアの美術を堪能してきた訳ですが、これはやっぱり一度は現地に行ってみないとイカンなあ。でもどうせ行くのならマスクカーニバルに合わせて行きたいところだけど、2月のヴェネツィアは寒いというし、うむむ、あんまり冬には出かけたくないし、、などと、行くと決まった訳でもないのに逡巡してしまった。

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