*** テキトー絵日記 ***

2012/02/24

「ドラゴン・タトゥーの女」

今朝のシネマコンプレックス by X10

奥さんが映画を観たいというので、気楽に選んだ結果が今日の「ドラゴン・タトゥーの女」。犯人探しの謎解きサスペンス映画くらいの気分で出かけたのだけど、実際に見終わってみれば、というか映画鑑賞中からすでにそうなのだけど、観ているこちらが思わず身を固くしてしまうような、リアルと言おうか、おぞましいと言おうか、うむむむ、この感じはドクター・ハンニバルを観た時のような気分だ。

本筋の流れが異常性愛なら伏線的な流れでもレイプやSMありで、この肉欲のすさまじさには彼方の肉食中心文化はかくもありきかと思ってしまう。R-15指定は何も男女の裸のベッドシーンの問題だけでは無いようだ。もっとも、伏線といえばナチズムとユダヤ人排斥のことや、今の社会に潜むいくつかの要素なども織り込んであるので、決して単純な猟奇サスペンス映画にはなっていない。

まあしかし、今のボクの趣味から言えばこの映画、絶賛はしないが、主演のダニエル・クレイグはスターっぽさが全然なくて逆にそこが好きだし、本当の主演はタイトルでもあるドラゴン・タトゥーの女を演じたルーニー・マーラだろうけど、いやぁ彼女はスゴイね。…とにかく見終わってチョット疲れました。体がね。

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