台湾先住民族のショー@花蓮 by K20D
★2013/03/27 07:15 朝食後のホテル室内にて
なかなかイメージの湧かなかった台湾だけど、ガイドさんの説明とかでその姿がだんだん分かってきた。
まずは国土、ほぼ九州の大きさと考えて良いようだ。九州くらいの国土に九州の倍の人口が住んでいて、そのほとんどが漢民族であるにも関わらず、自分たちは中国人ではないというハッキリとした意識があるとのこと。
日本と同じで国土の7割は山で、その中の一番高い山はかつてニイタカヤマと呼ばれた4000m近くの高山で、山頂付近では冬季に雪が積もることもあるらしい。台湾で雪!キリマンジャロみたいなもんか。
台湾で汽車とは自動車のことで、列車は火車、ついでにバイクは機車という。
平地のほとんどは台湾海峡に面した島の西側で、ここに北から台北、台中、台南、高雄と大きな街が点在していて、特に台湾第二の大きな都市、高雄は港や愛川を中心にした工業都市で、まるで大阪のようだと言われるのだとか。確かに朝、14階のホテルの窓から見えた景色はまるで日本国内のようで、漢字の看板はもちろんのこと「鳥魚子」に続いて「からすみ」なんてひらがなの看板まで見える。
★2013/03/27 09:13 南周りの列車車内にて
高雄駅8:45発のディーゼル特急、自強号にて次の観光地、花蓮を目指す。今までのルートを九州に例えて言うと、博多に着陸して熊本を経由し鹿児島まで南下したが、今日は宮崎県を北上するというイメージだ。有名な台湾新幹線は島の西側のハナシで、これから北上する東側は在来線のみ。花蓮は台湾の先住民の街で、この列車にも漢民族ではない顔立ちの人たちが乗っている。女性のスカーフ姿がちょっと素敵だ。
★2013/03/27 20:18 花蓮のホテルにて
4時間乗った火車を降りて遅めの昼食は花蓮郷土料理。味付けがいくぶん濃い目だがどれも美味しい。食後はバスで太魯閣渓谷を目指す。ここは険峻な大理石の渓谷が4kmほど続く台湾一の渓谷美とガイドブックにあるが、お手軽な海外パックツアーでそんなアウトドアをするわけもなく、渓谷の入り口からほんのちょっとだけ入って雰囲気だけ味わう。でもこれだったらわざわざ台湾まで来て観なくても三重県でもこんなところはあるぞ。大杉谷から大台が原に抜けるルートはスゴイよ。と思わず負けん気を出してしまったが、今日はこのあと大理石工場兼土産物店に寄り、高額な商品が並ぶ中で一番安い大理石の爪楊枝入れをお土産に買ったりした。
それから台湾の先住民アミ族のショーを観に行く。かつて高砂族とも言われその昔は台湾の首狩族でもあった人たちの末裔で、現在の人口は20万程度だそうだ。しかし、確かに漢民族とは違うのだろうけど、日本人から見ると全然違和感のないルックスでもあり、なのであまりエスニック感のようなものを感じない。これだったらむしろアイヌのほうがよりエスニックではなかろうかと思ったほどだ。
今日の観光はこれで終わり、今夜の夕食はチェックイン後のホテルのレストランで<本場の台湾料理byガイドブック>だったが、これホント?書きようが無かったので<本場の台湾料理>と書いたのではないかと思うけどねえ、、、。