内宮・五十鈴川河畔の桜 by X10
天気予報によれば、昨日今日とポカポカの上天気なのに反して、明日は一日雨でそれもかなり荒れ模様になるという。これでは桜も散ってしまうのじゃないかと心配して、今日も朝のバイトの帰りに内宮方面まで写真を撮りに行った。昨日の宮川堤が伊勢でNo1の桜名所ならば、ここ五十鈴川河畔は伊勢のNo2の名所と言えるでしょう。
じゃあNo3はどこかと考えてみたら、うーん、倉田山公園かな?、桧尻川沿いかな?、広域合併後の伊勢市ということで考えると二見の音無山かな?まあ3位以下は言う人によっていろいろあるでしょうね。お隣の松阪だったら阪内川沿いが素敵です。なにしろクルマが入れないところにあるというのがいい。どういいかというと、ここは自転車に最適なのですね。もっとも余りに人が多いと自転車も押して歩くことになりますが、阪内川沿いは不思議とそんなに混まないのです。駐車場が無いからかもしれない。
朝日新聞の天声人語によれば、67年前の終戦の年の春、戦艦大和の沖縄への水上特攻出撃が決まり、その前日、瀬戸内海を航行中に岸の桜が見えたそうです。「桜、桜」という叫び声に多くの乗組員が双眼鏡に取り付いた。そして「コマヤカナル花弁ノ、ヒト片ヒト片ヲ眼底ニ灼キツケントス……桜、内地ノ桜ヨ、サヤウナラ」
この一文で泣けてしまう。と同時に外交の重要性や国防の必要性にも思いを馳せるのだった。