by X10
国旗は日の丸に限らずどこの国のでも好きなのだが、この日本伝統の掲揚の仕方はいまいち旗が美しくないと思う。学校や市役所みたいな垂直のポールで掲げるのが無理なら、いっそのこと水平というか、窓から垂らすようにすれば美しいのにと思う。現に複数の国でそうやって掲げているのを見たが、決して変な感じではなかった。
という訳でやっと久しぶりの青空になった今日は憲法記念日。この際なのでボクの憲法に対する個人的見解に触れておくと、基本的には、かつて自民党の安倍元首相が唱えた「戦後スキームからの脱却」という考え方に賛成です。なので憲法改正には賛成。9条の「戦争の放棄」は理念としては美しいが、侵略された場合はどうするのか、というのを考えた場合、もう少し現実的に対応できるように準備すべきだと思っている。そのためには今の自衛隊を正規の国軍として認識すべきだろう。
対外的に表立ったトラブルが無い時は、自衛隊が災害復旧部隊として活躍するのも大いに結構だが、自衛隊の基本的な役割は土木復旧などではないはずだ。平和を願う気持ちは同じでも、理念を唱えるだけでは何の対処にもなっていないと思う。国防という考えは今後ますます現実の問題として対処する必要が出てくると思う。
国旗が「日の丸」で国歌が「君が代」と決まったことに何の不服があるのだろうか。例えば、自衛隊の門前に翻る日の丸には嫌悪感を催すが、オリンピックや国際試合などで掲揚される日の丸には感激するなんて矛盾してないかい。すでにあるものを否定する人の場合、ではどういうものなら肯定するのかという建設的な意見が聞けない場合が多い。相手を否定するだけなら、今の泥沼のような政局と大して変わらない。あそうか、だからこういう政局になってしまうのだな。これも戦後スキームの結果が生み出した傾向なのかもしれない。