by X10
日曜日なので、いつものように母を誘ってランチに出た。先週はお酒料金がビックリするほどの元料理旅館で和食だったので、今週は洋食が食べたいとのことで、昨夜の内に予約しておいた。
この店もオープン当初から比べるといくぶんカジュアル化の傾向にあって、それがテーブルウェアなどにも現れているのだけど、ランチメニューも以前には無かったリーズナブルなコースができている。昨今の飲食店はお昼のランチが一番のポイントで、フレンチレストランといえど、重厚なディナーよりカジュアルなランチに重きを置いているらしい。
しかしせっかく来たのだから前菜もスープも欲しいという母のリクェストで、結局はいつものような簡単フルコースとなった。どうせ母と半分ずつするから、メインを肉と魚の二皿頼む必要もないしね。
食事のあとは外宮の勾玉池で今がピークという菖蒲園を観てきた。遷宮館の工事のため、ここの菖蒲を見るのは3年ぶりだ。しかし以前に比べるとずいぶんとスケールダウンで、おまけに歩くところもコンクリートになっていて趣に乏しい。写欲も湧かなかった。
その遷宮館にも入ってきた。二年も掛けて25億円もの費用で作った話題の建物だけど、地元の人にはあまり評判が良くない。ボクも今回初めて入ってみて、陳列内容的な素晴らしさは認めるものの、立地の取り回しというか周りの環境とそぐわない、まるで勾玉池の一角を切り取って一方的に眺めを企画したような造りには違和感を持った。だいたい何でもコンクリートで固めるのって、一番神宮と相容れない考え方なんじゃないか。
