*** テキトー絵日記 ***

2012/07/06

クローズアップ

開花記念撮影 by K10D with Macro100mm

これだけクローズアップを撮ろうとするとやっぱり一眼レフというか、マクロレンズの出番となる。南国が似合うハイビスカスにとって生憎の梅雨空ではあるけれど、今日も一輪のハイビスカスが開いたので、そのアップを狙ってみた。背景のグレーがいかにも梅雨の空気を反映している。

今や、普段の撮影はすっかりコンデジのX10ばかりになっている。35mm換算で28mmから105mmまでの範囲ならば、このX10で全く問題は無い。それどころか画質に関して言うと、K10DやK20Dなどのデジイチを上回っているのではないかと思うほど。なので日常のスナップ撮りはX10だけでいいのだけど、たまに変わった絵を狙おうとするとデジイチの出番になる。もっと正確に言うとデジイチならではのレンズ群を使いたくなる。例えばこの写真のような超接写とか、あるいは超望遠とか反対の超広角とか。

そういう肉眼では得られないような写真を撮ることをレンズマジックという。こういうレンズを使うと誰でも面白い写真が撮れる可能性が広がるのだけど、反対に言うと、それはレンズの特殊性に頼っているわけで、決して写真の絵作りが上手くなったわけではない。昔の写真雑誌などは、カメラを始めたらまずは50mmレンズ一本でいろいろ撮ってみなさい、などというアドバイスが良く載っていた。だいたいズームレンズを多用すると絵作りは何時まで経っても上手くならないなんて書いてあったのもあったぞ。

てなことは良く分かっているのだけど、花の写真はどうしてもマクロレンズで撮りたくなる。接写の場合、ピントの合うところ以外はボケやすいので、背景を整理する上でも便利なレンズだからだろうな。

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