by X10
庭で見つけたセミの抜け殻。綺麗に脱皮してあるので、この抜け殻だけでセミの幼虫時代の姿が観察できる。セミといえば子供時代にはさんざん遅んだ相手でもあるのだけど、今になってこうして良く見てみると、エイリアンの脱皮も連想され、特に近くから見るとどこかグロテスクな感じもある。子供の時は平気でも大人になってから虫が嫌い(怖い)になる人がいるのも理解できる。
ここ数日、夜中に何度か目が覚める。エアコンや扇風機のタイマーが切れた時のようなのだけど、その時の室内気温はだいたい29度。そりゃ暑いよねえ。しかし放おっておけば日中気温が36度近くなる自室では、いくらエアコンを回してもなかなか30度以下にならない。これは昼間のハナシだけど、夜でも気温はたいして下がらない。
そこで以前にバンコクで買った天花粉、ベビーパウダー、シッカロール、タルカムパウダー、あるいはPerfumed
Refreshing Powder、まあ呼び方はどれでもいいのだけど、これを体に擦り込んで扇風機に当たっていたら、エアコンを掛けなくても案外涼しくというか、爽やかに過ごせることが分かった。目の前の気温計は35度を超えていたのに、そんなに蒸し暑くは感じなかった。メンソール効果かな。
天花粉といえば、あるいはシッカロールでもいいのだけど、頭を丸刈りにするようになってから近所の年配ご夫婦がやっている昔ながらの床屋に行っている。ここで最後にはたいてくれるのが昔ながらの甘い匂いのする天花粉、あるいはベビーパウダーもしくはシッカロール。これが実に古臭くて懐かしくて気に入っている。まるで昔のレコードスプレーの匂いを嗅いだ時のような気分だ。