*** テキトー絵日記 ***

2012/08/25(土)

「プロメテウス」

予告編より

リドリー・スコット監督作品の映画「プロメテウス」が封切りになったので早速観てきた。SF、宇宙もの、特に初代エイリアンの好きな人にはお薦めで、何を隠そうボクがそうなので楽しんできた。

実はこの映画を観終わるまでは、これが1979年に公開された初代の「エイリアン」と関係あるハナシだとは全く知らなかった。ところがWikipediaによれば、この映画はエイリアンの前日譚としての性格を持つ作品なのだそうだ。だからエイリアンシリーズ二作目以降はともかくとして、一作目のエイリアンが好きな人には特にお薦めということになる。

ところでこの映画、今のことだから多分デジタル配信なのだと思うが、この画面の縦横比を見てちょっと驚いた。これを映画館のスクリーンで見るともう横幅いっぱいという感じ。昔ならワイドスクリーンを70mm画面とか言ったが、これだと90mm画面くらいに当たるのじゃないだろうか。

エイリアンではシガニー・ウィーバーが肝っ玉おっかさん的な存在で一世を風靡したが、このプロメテウスでも女性科学者エリザベス・ショウ役でノオミ・ラパスがスーパーな働きをする。この辺はリドリー・スコット監督の女性賛歌とでも言うべき態度で、あるいは母性に対する畏敬の念かもしれない。

3D・日本語吹き替え版ではノオミ・ラパスの声を剛力彩芽が担当しているらしいが、この芯の強さとか行動のタフネスさが彼女の声でどこまで再現されているのかちょっと心配だったりする。理知的でクール、あるいは理性的で理屈っぽいといった欧米人科学者の雰囲気が出ればよいのだけど、下手をすればアニメ的なSFワールドになってしまわないかな、とこれは余計な心配でした。

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