秋空 by X10
10年以上使っていたCDデッキが壊れた。前から不審な動きをしていたのを騙し騙し使っていたのが、とうとう動かなくなった。中にCDが入ったままトレイが動かなくなったので筺体のネジを外し、デッキのケースそのものを開けてみたら中身のほとんどは空気だった。
CDデッキはあまり使わないのだけど無いと困るのでネットで物色してみたら安いもので実売価格が￥13000ほど。そんなもんかなと思いながら、今日の午後は用事があったついでに家電店を覗いてきたのだけど、なんとCDデッキなどは売り場に一台も置いてない。これはオーディオ専門店に行かないと無いのかなあと思いつつ見て回っていたらその答えが分かった。
今はCDの再生もDVDデッキで兼用するのが常識のようだ。そこでDVDデッキの一番安いものを探したらSONY製品で実売価格が4000円ちょっとのものがあった。しかも以前の筐体内部のほとんどが空気という、いかにものコンポーネントサイズから一転して、ペンペラペン（←死語？）の薄さで大幅にダウンサイジングしてある。
帰ってからさっそくアンプに繋いで鳴らしてみたら、音質も以前のより格段に優れている。こんなもの（CDを再生する機器）はどれを買っても音質など大差ないだろうと思っていたのだけど、この10年の間にテクノロジーが進化しているのか、ひと目ならぬ、ひと聴きすれば分かる違いだった。
