*** テキトー絵日記 ***

2012/10/21(日)

ウン十年ぶりの河原練習

by X10

ウン十年ぶりとは大げさなと思われるかもしれないが実は全く大げさではない。コトの始まりは昨夜のお座敷ジャズで、あまりに自分のサックスの鳴りが悪かったので、出かけるまで時間のあった今朝は河原まで行って吹きまくってきたという訳だ。鳴りの悪い原因は新品リードの上にボリューム押さえて、しかもちょっとしか吹いてなかったのでリードが馴染んでいないと見たからだ。

今までこの手のことは音の出せる旧アジトでやっていたのだけど、なにしろ新アジトは薄い鉄板倉庫だから大きな音が出せない。そこでわざわざ河原まで出かけたのだけど、ここでこんな練習をするのは多分30年ぶりくらいじゃないかな。

20代の頃は日吉に住んでいたので、休みの日などはサックス担いで慶応大学のキャンパスに潜り込んで練習していた。といっても大学敷地内のどこかというだけで、ここなら良さそうという場所で吹き始めたらいきなり窓が開いて「ウルサイ!」と怒られたりしたこともあった。

ある時は人気の無い建物裏手で、夢中になって目をつむって練習していた。1時間くらい続けていたと思うのだけど、目を開けたら屈強な体育会系の学生たちが目の間で体操をしていてビックリしたことがある。自分は音質のことや音階のことなどを考えながら夢中になっていたので全く気が付かなかったのだけど、目を開けた時は本当にビックリした。始めるまでは誰もいなかったのに目を開けたら大勢いるのだもの。それも皆が皆、屈強な体格だったのでそりゃあ驚いたものだ。

てなわけで今日は午前中にしっかりと鳴らしておいたので夜も昨日よりはマシな鳴り方だった。やれやれ。それでもやっぱり、ここの部屋はボクにとってあまり良い音にならない。相性かねえ。

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