by X10（トリミング）
正月休みではあるけれど、今日は日曜でもあるので母を誘ってランチに出た。一人暮らしの母は、自分がやっている店が休みの日曜日の外食を普段から楽しみにしているのだけど、今日からしばらくの間はボクにとっても母にとっても毎日が日曜みたいなものなので、もっとあちこち食べに行こうと母は言う。歳の割に洋食が好きなのでどこへ連れて行っても大丈夫なのだけど、口が奢っているので評価はなかなか手厳しい。しかし味の好みはボクと似ているのが親子だなと思う。
レストランに行く前に、お届け物の用事を済ませ、ランチのあとは酒店に寄ってワインや焼酎や日本酒などを買い込んだ。こういう瓶ものをどっさりと買い込むと運ぶのが大変だ。
夕食後にNHKテレビで「押切もえが挑む！ “天空の頂”槍ヶ岳」という再放送の番組を観た。押切もえが山岳ガイドと二人で（テレビクルーは別にして）上高地から2泊3日かけて槍ヶ岳山頂まで登る様子の放送なのだけど、槍ヶ岳って条件さえ良ければそんなに簡単に登れるんだとちょっと驚いた。てっきり本格的なクライマーしか登れない山だと思っていた。
というのも今年、電子書籍で「槍ヶ岳開山」（新田次郎）を読んで、あそこは厳しい山なのだという印象が強くあったからだけど、あれは江戸時代のハナシで（1828年）、そもそも槍ヶ岳が登れるような山になる前のハナシだから特別なのかもしれない。それにしてもロッククライミングをすることなく山頂まで登れる山だとは知らなかった。まあ確かに播隆上人も近代的装備は持たずに登ってますが。
