*** テキトー絵日記 ***

2013/02/12(火)

通学ルートの思い出

中高生の時に6年間通った道 by X10

伊勢市内には50年前から全く変わらない景観のままのところがいくつかあるが、この写真の辺りもその一つで、大きく茂った桜の木や御影石の灯籠なども含めて50年前とほとんど変わっていない。この辺りに差し掛かるといつもあの頃を思い出してしまう。今はクルマでアッという間に通りすぎてしまうが、この片道1.6kmほどの道を中学、高校と6年間歩いて通ったものだ。といっても別に中高一貫校ではない。たまたまほとんど同じ場所に中学校も高校もあったというだけだ。

通学ルートは今も昔のままだが、学校自体は大きく変わっていて、ボクの通った中学校はすでに以前の場所に無い。だいたいボクが通っていた頃の中学校は、戦時中は陸軍が使っていた建物をそのまま学校として使っていて、中庭には能舞台のような見事な松があったりした。(元々は旧皇学館という建物だったらしい)

たまたまなのだけど、ボクの中学時代は2つの地区が合併されていて、1クラス50人以上の定員で1学年13クラスあったから全部で2000人もいるマンモス中学だった。当然教室も足りなくて、3年生の時は谷を渡った向こう側に臨時に立てたプレハブの建物が臨時の、といっても数年間は続いたのだけど、校舎だった。

その谷は通称”マムシ谷”と呼ばれていて、事実マムシが出るのでボールを落としても拾いに行くことは禁止されていた。そう言えば、あの谷はどうなっているのだろうか。きっともう造成されて無くなっているんだろうな。

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