(左から)NYモデル、クレッセント、スラント by X10
先週の日曜日に他の人のサックスの音色を聴いたことがきっかけで、愛用するテナーサックスのマウスピースを変えたくなった件だけど、結局悩んでいても仕方ないのでとにかくトライすることにして注文してみた。これが一昨日の夜のことで、その結果、昨日四国は高知を出発したゆうパックは今日の午後に到着したのでさっそくアジトでテストしてみた。
今回トライしたのはオットーリンクのヴィンテージモデルの復刻版(写真右端)。通称スラントと呼ばれるもので、ボクにとっては初めてのハードラバータイプだ。もっともテナーに転向する前のアルトではずっとMayerのラバーだったのでさほど違和感は持たないが、ただ、テナーでのラバー系マウスピースは外側の口径が太くなるのでアンブシュアの気分が違う。
明日のライブ用の譜面を揃えながら、この新しいマウスピースを試していたのだけど、確かに<ブリブリと吹きまくらない><あまりエッジを効かせない>サウンドにはよく合いそうだ。もうハードバップ調で吹きまくる、なんていうことには縁遠くなっているので、これからはこういうサウンドのほうが出番が増えるのじゃないかと思う。しかし、とは言うものの、明日のライブでは使い慣れたほうを使おうかなと思っている。ちなみにそちらはデイブ・ガーデラのレーザートリミング版のクレッセントでブルズアイのリガチャー(ピンクゴールド)と、この3本の中では一番お金が掛かっている(写真真中)。
一番左端のはかつて愛用していたオットーリンクのNYモデル。それぞれにいいマウスピースなんだけどこれらを取っ替え引っ替えして使うよりは、しばらくはどれかとじっくり付き合うほうがそれぞれの良さが引き出せそうだ。
ということは今は小音量でウォームなサウンドを必要とするような音楽をやりたいということでもあるな。こういうのとか。でもこれは主眼がアコだな。