ひなまつり by X10
といっても家には女の子はいないので、せめて散らし寿司でも作ろうということになり、新聞の折込チラシに載っていたトッピング9種類セットというのを買いにスーパーに行ったが、あまりにもそれぞれの量が少ないのでこれは止めて、錦糸卵、絹さや、いくら、サーモン、サラダシュリンプ、などでトッピングすることにした。
作るといっても早い話がご飯を炊いて寿司桶に移し、団扇であおぎながら寿司の素を混ぜ込みそれぞれのネタをトッピングするだけなので、あまり作った気がしないのだが、出来上がって盛り付けを終えたのを見ると、これはこれで料理を完成した気になる。
洋食系には下ごしらえが面倒なものも多く、手間ひまかけて作るとすごく達成感があったりするのだけど、その一方で、結局のところ新鮮な素材を新鮮なままに頂くのが和食のコンセプトだとすると、素材の持つ味をいかに引き立たせるかというのが和の真髄なんだろうな。すると洋の場合は素材をいかに好みのテイストに仕上げるかということかな。うむむ、これって自然に対する接し方の彼我の違いがそのまま出てるような気がする。