Gig's over by X10
今夜は初めての場所でピアノとデュオ演奏。場所はインドネシア料理がメインのカフェ・レストラン。最近はベースとかドラムの入ったバンド編成が多く、全くのピアノデュオは久しぶり。それでも1部2部それぞれ45分ずつを演ったのだけど、バンド編成に比べると自分の出番が多い。まあ、当たり前と言えば当たり前だ。
なにしろ久しぶりのデュオなので曲目は手慣れたものを用意したが、ピアノが生ピアノではなくて、いわゆるキーボードというか電気ピアノなので、気分がしっくりするまで時間が掛かった。昔と違ってきょう日の電気ピアノは音は良くなっているが、サウンドの余韻といった部分が生ピアノとは大きく違う。電気ピアノを電気ピアノとして使う分には何も問題は無いが、電気ピアノを生ピアノの代用として使おうとすると微妙な部分で違いが生じる。しかもそれは大きな違いだったりする。
今日のサービス曲はなんといってもブンガワン・ソロ。昨夜のうちにネットで譜面を見つけておいた。日本で有名なインドネシアの曲といえばこれくらいじゃなかろうか。この曲はいろいろな日本人歌手が歌っているが、記憶に深いのは小林旭だろうか。他にも美空ひばりや藤山一郎などが歌っているが、ベティ稲田という人のことは知らなかった。
前半をインドネシア語で歌っている藤山一郎バージョン
ベティ稲田は日系二世で戦前からジャズやハワイアンを歌っていたそうだ。昭和8年、20歳の時に来日してから日本のバンドで活躍したらしい。彼女もブンガワン・ソロも歌っていたとか。曲は違いますがこんな声の人です。↓
ベティ稲田 (奥山靉作詩) C・ラプハム指揮 コロムビアジャズバンド